情報ネットワーク学科
学科の「3領域」
「情報科学」に関わる知識・技術はたくさんあり,大学の4年間という限られた時間の中で,それらをバラバラに勉強することは非効率ですし,大変なことです.そこで情報ネットワーク学科では,これから情報化社会が発展する方向にあわせ,それら「情報科学」に関わる知識・技術を3つの領域に整理して,カリキュラムを構成し,研究活動を行っています.
アプリケーションシステムの領域では,ネットワークを介して相互につながっているコンピュータに焦点をあてています.そのような環境のもとで動くソフトウェアや情報システム・情報サービスを開発するために必要な知識・技術を勉強していきます.
- 「プログラミングの経験がちょっとあるんだけど,もっと高度なシステムをコンピュータで作ってみたいな」
- 「スマホアプリやWebアプリでサーバと連携しているシステムって,どうやって動いているんだろ?」
- 「人工知能の技術を活用して人の生活を豊かにする未来の情報システム・情報サービスの開発を目指したい」
ネットワークエンジニアリングの領域では,コンピュータや情報機器をつなぐネットワークに焦点をあてています.インターネットなど様々な形態のネットワークを構築していくために必要な知識・技術を勉強していきます.
- 「自宅でネットワークの接続を試したことがあるんだけど,もっと大規模なネットワークってのを作ってみたいな」
- 「次世代のインターネットやモバイル通信って一体どうなっているんだろう」
- 「これからはIoTの社会だって聞いたけど,そんな社会に貢献できるようになりたい」
ディジタルコミュニケーションの領域では,コンピュータと人との情報のやりとりや,ネットワークを介した人と人との情報のやりとりに焦点をあてています.コンピュータやメディアを使って人のコミュニケーションを円滑にするシステムを開発するために必要な知識・技術を勉強していきます.
- 「映像・画像やCG,音声,音響など情報メディア・情報コンテンツについて理論的・技術的なことを勉強してみたいな」
- 「VR/AR技術の効果的な利用を考えて,それを活かしてみたい」
- 「使う人の心理や認知,考え方を配慮したような情報コミュニケーションの仕組みやツールを作れないかな」
日々進歩を続けているICT社会の未来を見据えて,そこで活躍する人材には何が求められるのか?その問いに対して,情報関連の知識や技術を整理し,浮かび上がってきたのが情報ネットワーク学科の掲げる「3つの領域」です.
自分の得意な領域を突き詰めて学びながらも,他の領域に関連する知識や技術も得ていき,それらをつなぐための創造力を養い,多様に変化するであろう未来に対応できる力を身に付けていってもらいたいと考えています.