多胡 輝一　助教

日々の生活を質よく過ごすために，健康であることは非常に重要です．現在では，ウェアラブルデバイスや情報機器の発展により，自分の健康に関わるデータ（歩数，血圧，心拍数等）を取得することは容易になりました．次の問題としては，そのようなデータをどのようにして活用すればよいか，そこからどのような知見を取り出せるかについて考える必要があります．そこで、生活習慣まで考慮するなど、個人に寄り添った健康サービスを目指し、機械学習などを活用して研究しています．

３年生で取れる授業の一つに、知識工学という科目があります。

人間は日々生活する上で、いろいろな情報を受け取って物事を判断したり、他人の感情を推定したりしています。そのような知識を使った活動を、コンピュータが行ってくれるようにする、つまり、人工的な知能を作成するにはどうすればよいでしょうか。その判断のもととなる知識をコンピュータが扱える形にし、何らかのアルゴリズムなど頭脳に当たる部分を作ってあげなければなりません。情報を知識として扱えるようになることで、はじめて判断や分類が行えるようになります。

この授業では、人工知能の基礎的な内容をはじめとし、現在広く用いられているディープラーニングまで、コンピュータが知識を扱えるようにする技術的な側面を体系的に学んでいきます。